top of page

七つ橋わたりとは

  • 3nagashi
  • 2022年3月18日
  • 読了時間: 2分

浅野川には古くから、「七つ橋わたり」という習わしが残っています。春分の日、秋分の日の深夜から日が明けるまでの間に、常盤橋を起点に、天神橋、梅の橋、浅野川大橋、中の橋、小橋、昌永橋を8の字を描くように練り歩くというものです。無病息災の願掛け、特に「しもの病(やまい)」(人の下半身に起こる病気)にかからないというご利益があるといわれています。

「七つ橋わたり」は単に橋を渡り歩くというものではなく、いくつかのルールがあります。

・前出の七つの橋を後ろ戻りせずに、一筆書きのように歩く。

・歩くときは一切のおしゃべりは厳禁。

・後ろを振り返ることも厳禁。

・必ず数珠を携えて歩く。

・下着は新品の白いものを身に着ける。

・着用した下着は7日間毎日洗濯をして、最後に白い紙に包んで紅白の水引をかけてタンスの奥にしまっておく。

といった按配です。そして、ゴールは、昌永橋を渡って近くの寺で願をかけて終了ということになります。白い装束や数珠を持つということは仏法の教えにも影響されているのかもしれませんね。

日本には地域のいたるところに似たような行事、風習があったようですが、社会習慣の変化や都市化、地方の過疎化などで途絶えてしまっているところも多いようです。

浅野川三流実行委員会では、この地域に生活するものとして、七つ橋渡りのことを知っていただき、体験していただくことで、こどもたちには幼少期の貴重な思い出づくりに、また、一般の方には、金沢の風情や歴史に少しでも関心をもっていただくきっかけとなればと思っています。

2022年は3月20日の深夜と9月22日の深夜に行われます。当日は浅野川三流し実行委員会が簡単なガイドをさせていただきます。ご興味のある方は気軽にご参加ください。

ree


 
 
 

コメント


109162712_942430729603091_75207886312800031_n.jpg

​<episode01>七つ橋わたり

浅野川界隈には、昔からのおこなわれている「七つ橋わたり」という風習があります。

浅野川にかかる七つの橋をわたることで、下の病気の予防になると言われています。

ストーリーズ・エピソード01では、「七つ橋わたり」の由来や参加の仕方などの話を

聞きます。

◆日程    9月18日(祝)/22日(金)

◆時間    両日とも15:00~16:30 

◆定員    15名

​◆会場  (主計町・元お茶屋さん)一葉

◆参加費 1,000円(飲み物代・参加キット)

※「七つ橋わたり」は22日の深夜、

  正確に言うと23日 00:00にスタート

  します。

R0024605.JPG

<episode02>
卯辰山お寺めぐりと香箱ガニ

ひがし茶屋街の背後には卯辰山(うたつやま)という小山がありますが。
藩政期以前から多くの寺社が建立され、「卯辰山山麓寺院群」として、
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
山麓一帯は緑に覆われ、寺の間をつなぐ小道をたどり、金沢の市街地
を眺望しながらの散策をお楽しみください。
歴史ある古刹には、あまり人目に触れていない秘仏や秘宝も多く、
卯辰山山麓寺院群の散策は、ひと味違った金沢が発見できるでしょう。

また散策後、割烹魚常で解禁間もない「香箱ガニ」をご賞味いただきます。

◆日程    11月11日(土)

◆時間    10:00

               9:50 集合~散策/12:00 食事    
◆定員    10名様

​◆会場    卯辰山・割烹魚常(金沢市並木町1-10)

◆参加費 6,000円(税込)

     ※飲み物代別途

R0024480.JPG
640x640_rect_133630249.jpg

<episode03>泉鏡花/朗読会

北陸放送ラジオ「鏡花の時間」でも朗読を担当するアナウンサー川瀬裕子
さんをお招きし、金沢が産んだ文豪・泉鏡花の作品を紹介いたします。
聞くものの想像をかきたて、幻想的な世界へと導いてくれます。

 

◆日程    2024年1月20日(土)

◆時間    14:00

◆語り  川瀬裕子(北陸放送アナウンサー)
◆定員    20名~25名様

​◆会場    未定(元お茶屋さん)主計町 一葉

◆参加費 1,000円(税込)

​写真提供:泉鏡花記念館

bottom of page